今更何ですが、こんな技があったんですね・・・

- 集計値で HTML を使う
皆さんは知っていましたか? 集計値の列で HTML を表示させる技。
私は知らなかったんですよ〜
先日知って、こんな技があったのかと!
今時は、JSLink を使って、ちゃちゃっとスクリプトで HTML 書き替えたり加えたり出来ると思うのですが、集計値を使うことで、お手軽に HTML を追加するちょい技を紹介します。
ポイントは、CONCATENATE 関数を使って、HTML の文字列を展開していくことと、「この式から返されるデータの種類」に「数値」を指定することです。
「1行テキスト」のままだと、HTML の文字列がそのまま表示されてしまいますが、「数値」に変えることで、HTML が埋め込まれます。
これを利用することで、ある列の値が特定の文字列の時に、背景色を変えるということが行えます。
例えば、「状況」という名前の列があったとしたら、以下のような数式を指定することで、列の値が「未着手」の時だけ、文字色を赤に設定することが出来ます。
=CONCATENATE("<span style='color: ",if([状況]="未着手","red","#ffffff"),
"'>",[状況],"</span>")

応用って言うほどのものでは無いですが、列の値によって、背景色を変えて、状況を分かり易くするということも出来るのかなと思います。
=CONCATENATE("<span style='background-color: ",if([状況 (設定用)]="未着手","#ffd5d5",
if([状況 (設定用)]="対応中","#ffead5",if([状況 (設定用)]="確認待ち","#ffffd5",
if([状況 (設定用)]="完了","#d5ffd5","#ffffff")))),"'>",[状況 (設定用)],"</span>")
なお、この技は SharePoint 2013 (SharePoint Online 含む) だけでなく、SharePoint 2010 でも利用可能です。
但し、残念ながら SharePoint 2007 では利用出来ないようです。
SharePoint 2013 での結果:

SharePoint 2010 での結果:

ということで、お試しあれ。
・SharePoint 2010
・SharePoint 2013
・SharePoint Online
・SharePoint Calculated Columns
http://sharepoint.rackspace.com/calculated-columns-tutorial
1月最後の投稿になってしまいました。 本当は、他に書きたいことが山ほどあるのに、なかなか書けません・・・ 2月もどうなることやら。
Kokuho Hi (Sonorite / SharePoint Technology Center)
>http://art-break.net/tech/?p=602