2014年12月13日

SharePoint 検証環境構築 〜Windows Server 2012 R2 その4〜

こんにちは、ソノリテの費です。

まだまだ、SharePoint 検証環境構築が続いています。
ようやく、SharePoint のセットアップに入るかと思いきや、Windows Server 2012 で Hyper-V を利用する時に非常に役に立つ重要な機能を忘れていました・・・

DataDeduplication.png

ということで、今回はデータ重複機能についてです。


Sonorite Bullet データ重複機能

本当は、Hyper-V ホストには向かないようなのですが、個人的な検証環境であれば折角の機能を活かさない手は無いということで、予め有効にしておきます。

・データ重複除去の展開計画
http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/hh831700.aspx
⇒ 「手順 2: 重複除去の候補となるボリュームを決める」の中の「重複除去に向かない」

仕組みは、簡単に言えば、ファイルの内容を小さなブロックに分けて管理して、ブロック単位で重複をチェックして、重複していれば削除してしまうというものです。
似たようなファイルが多くある場合、共通のファイルイメージから作成されるようなものに、結構効果があるようです。

まずは、「ファイルサービスと記憶域サービス」の中の「データ重複機能」という役割を有効にします。

EnableDeduplication.png

次に、「サーバーマネージャー」で「ファイルサービスと記憶域サービス」を選択して、データ重複機能を有効にしたいボリュームを選択して、右クリックメニューから「データ重複除去の構成」を選択します。
Windows Server 2012 R2 では、「データ重複除去」のドロップダウン リストボックスにて、「無効」から「汎用ファイルサーバー」か「仮想デスクトップ インフラストラクチャー (VDI) サーバー」のどちらかを選択します。

後は基本的に既定の設定だけで良いようです。
手元の環境では、まだ、Active Directory のドメインコントローラーのサーバーと SharePoint 2013 のシングルサーバーの2台しか無い状態ですが、それでも、重複除去率 17% ということでした。

仮想マシンの台数がある場合には、もっと効果があるようです。

・重複除去万歳! デモ環境は Windows Server 2012 R2 Hyper-V ベースで作るべし!!
http://blogs.technet.com/b/osamut/archive/2013/08/31/3593864.aspx

今後、仮想マシンを増やした結果、また、改めてレポートしたいと思います。


Sonorite Bullet SharePoint 検証用 Hyper-V サーバー環境

忙しくて、なかなかセットアップ出来ていなかったのですが、これで、ようやくベースの環境が整いました。
元々は、前職時代に買っていたマシンで、弐号機は既に3年前、壱号機も2年前のものです。
とは言え、性能的には十分なので、インフラ検証を始めとして、開発環境としても利用する予定です。

Hyper-VServerMachine.jpg

これらの2台は、オフィスの自分の机の脇に設置しています。

壱号機の方はメモリー搭載量が多いので、メモリーを多く必要とする SharePoint 2013 用として、弐号機の方は、SharePoint 2010 および SharePoint 2007 用とする予定です。

MyHyper-VEnvironmentImage.png

今時は、Azure などの IaaS 環境上に作るという手もありますが、コストも掛かるという問題があります。
その代わり、どこからでもアクセス可能という大きなメリットはあるのですが・・・

何れにしても、いろいろなお客様の案件において、それなりのスピード感で、かつ、幅広く対応していくには、手元に自由に使える環境というのは不可欠だと思っています。

・壱号機
server_prop1.png

・弐号機
server_prop2.png


さぁ今度こそ、仮想マシンで SharePoint 環境を作り始めますが、続きは、また次回ということで・・・


Kokuho Hi (Sonorite / SharePoint Technology Center)

posted by kunitaka at 16:04| Comment(0) | テクニック
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